DNA Damage Detection
放射線や、生活の中で生じるDNAの傷、DNA損傷を数える技術としてDinowでは「γ-H2AXアッセイ」という技術を用いています。
DNAは一本の糸のような物質ですがその糸はヒストンと呼ばれるタンパク質に巻き付いて凝集した状態で細胞の核の中に存在しています。
ヒストンタンパク質には数種類が存在し、そのうちの一つであるH2AXは、近くのDNAに傷がつくとリン酸化され「γ-H2AX」という形になります。γ-H2AXアッセイはこのリン酸化型H2AXを蛍光染色し、可視化することでDNA損傷の数を数える手法です。
Dinowでは数 ml の血液からγ-H2AXアッセイを用いて、DNA損傷の数を数えることで、放射線や、その他の要因によって体に対して与えられた影響を推定します。
現在、この手法を行うために必要な血液量や解析時間は、今後、研究開発を進めることによって減少、短縮し、多くの方に簡便にDNA損傷評価を行っていただくことが可能にすることを目指いしています。