Mission


DNA損傷評価から 「健康」と「安心」を実現する

 私たちはDNA損傷という新しい指標をもとに健康状態の可視化を行い、それらに対して適切なソリューションを提案することで日々の生活や職務の中で多くの方が抱く不安を取り除き、安心と健康な状態を実現します。

Story


 株式会社Dinowは茨城大学でDNA損傷について研究する研究室の教授と修士学生が共同で設立したバイオベンチャー企業です。アメリカNIH(National Institute of Health)で研究員としてDNA損傷修復関連タンパク質であるH2AXを用いたDNA損傷評価法γ-H2AXアッセイの確立に関わった中村麻子教授が、2011年の東日本大震災の際 に被災した方々から感じた「放射線の影響に対する強い不安」をどうにか解消したいという気持ちをきっかけにDNA損傷評価の社会実装に関する研究を進めてきました。

 私たちは、DNA損傷評価技術を用いて放射線の体への影響をより感覚的に理解し、自身で管理できる社会を目指しています。

DNA損傷評価で健康不安を取り除く

放射線が体に当たると、細胞の中のDNAに ” 傷 ” が生じます。生じた傷は体が本来持つ修復機能によって修復されほとんどが元通りになります。

しかし、修復の速度に対して傷の数が多ければ、細胞内のDNA損傷は蓄積し、その影響として発がんや老化関連の病気が起こることが知られています。

 DNA損傷は放射線だけではなく、日常の様々なストレスによっても生じます。このことを利用して、DNA損傷の数を測ることで、放射線のみならず、様々な要因による病気へのリスクを測る新しいヘルスケアを提供します。

Member


代表取締役 CEO

髙橋 健太

茨城大学大学院理工学研究科量子線科学専攻環境放射線科学コース、現在博士後期課程2年。学部4年から同大学の中村麻子教授の指導のもとで放射線生物学の研究に携わり、DNA損傷を自動で検出するデバイスの開発を中心に研究を行っている。2019年より中村教授と共同でDNA損傷評価技術の事業化に向けた活動を始め、2019年9月に東京で開催された株式会社リバネス主催のバイオテックグランプリに参加、ファイナリストに選出され、吉野家賞ロート賞を受賞。2020年3月にDinowを共同創業。2018年日本宇宙生物科学会優秀発表賞を受賞。

取締役 CTO

中村 麻子

広島大学大学院医学系研究科分子薬学専攻修了、博士(薬学)。2002年より京都大学放射線生物研究センター研究員、2004年より米国立National Institutes of Health (NIH) 研究員 、2011年より大阪医科大学解剖学教室講師を経て2013年より茨城大学に着任。放射線被ばくによって生じるがんや老化、さらには炎症といった様々な生体応答をDNA損傷から理解する放射線生物学研究を長年行っている。また、DNA損傷を可視化する技術の臨床応用にも力を入れている。
【兼務】茨城大学理工学研究科理学野教授、北西看護専門学校非常勤講師等

Corporate Information


社名株式会社 Dinow (Dinow Inc.)
設立2020年3月11日
本社〒310-0021 茨城県水戸市南町1丁目2-32 M-WORK
資本金100万円
取締役代表取締役 CEO 高橋 健太  取締役 CTO 中村麻子
事業内容 生体試料を用いた健康状態管理サービス

Access


〒310-0021 茨城県水戸市南町1丁目2-32 M-WORK
水戸駅北口から徒歩5分 水戸中央郵便局前
茨城交通 銀杏坂バス停下車

http://www.m-work.co.jp/